交通事故で生じる肩の痛み(肩関節捻挫)について

文責:院長 柔道整復師 河合 隆智

最終更新日:2023年11月09日

1 交通事故の衝撃で肩を痛めてしまうことがあります

 肩は、交通事故に遭ったときに痛めやすい部位の一つです。
 たとえば、交通事故の衝撃でぶつけた際に痛めるおそれがあるほか、シートベルトで圧迫されてしまい痛みが出ることもあります。
 運転をされている方の場合には、ハンドルを握っていたために衝撃の影響を受け、ひねってしまったというケースもあります。
 また、肩そのものに衝撃を受けたわけではなく、首に生じた痛みの影響で肩にも痛みが出てきたということなども考えられます。
 肩の痛みは、接骨院の施術で改善を目指すことが可能です。

2 こういった方はご相談ください

⑴ 痛みがある方

 肩に強い痛みがある場合、できるだけ早くその痛みを抑え、後々に影響が出ないように施術を行う必要があります。

 ただし、交通事故に遭った直後は、興奮によって痛みを感じにくくなっていることも珍しくはありません。
 そのため、「とても痛い」という方はもちろんですが、「少し痛い」「違和感がある」という方の場合も、痛みや違和感が軽いうちに接骨院にご相談いただくことをおすすめします。
 肩の痛みを後々まで残さないようにするためには、早くからの対応が重要です。

 

⑵ 強い衝撃を受けた自覚がある方

 肩の部位に強い衝撃を受けたという場合や、引っ張られたなど不自然な動きをしたという感覚がある場合には、今はなんともなくとも、念のため一度ご相談いただくことをおすすめいたします。

 早くからご相談いただくことで、肩の関節や筋肉・靭帯などの状態をお調べして、今のうちからしておくべき処置をご提案することが可能です。

 

⑶ 違和感がある方

 肩関節捻挫の場合、腫れや熱が生じることもあります。
 また、動かしにくいと感じたり、動かしたときにいつもと違う感じがしたりするということもあります。

人によっては、硬くなった首や肩の筋肉が神経を圧迫して、痺れを感じることもあります。
 動かすうちに悪化してしまうこともあるため、少しでも不安がある場合には、無理に動かそうとせず、お早めにご相談いただくことが重要です。

3 当院の交通事故による肩の痛みに対する施術

 ひとことで「肩が痛い」と言っても、衝撃の受け方もお身体の傷つき方もそれぞれ異なりますので、漫然と肩を揉んだり電気を当てたりするだけではよくならないおそれがあります。

 たとえば、肩の痛みの原因が首の筋肉にあるようなケースもあり、このような場合は肩にいくら施術を行っても一時的にしか痛みがとれず、後でぶり返してしまうことになってしまいます。

 肩の痛みをしっかりと改善するためには、衝撃によってお身体がどう動いたか、どこにどうぶつけたかなど、交通事故の状況を把握するとともに、お身体の状態をしっかりとお調べする必要があります。
 また、肩の痛みが非常に強いような場合、無理に力を加えると悪化するおそれもありますので、まずは除痛が必要となることもあります。
 当院では、事前のカウンセリングと検査をしっかりと行い、状態に合わせた早期改善のための施術計画をご用意します。

 痛みを早期に抑えるための微弱電流や、筋肉のこわばりを解消し自然治癒力を高めるための手技、全身のバランスを整えるための全身調整などを組み合わせ、改善に向けて丁寧に対応させていただきます。
 肩の痛みがぶり返さないように、一時的な緩和ではなく根本改善のための施術を行わせていただきますので、交通事故の後に肩に痛みや違和感が生じている方は、当院までご相談ください。

PageTop